「今上から晴めがけて花瓶落とす手が見えたんだ!!
ぜってー捕まえる!!」
ブチ切れた口之津は走り出す。
「めがけてって・・・嘘だろ?!」
布津は驚き上を見上げる。
しかしすでにそこには開いた窓があるだけで、すでに生徒はいなかった。
ザワザワと生徒が集まる中、瑞穂は相変わらず真っ青な顔をして有馬の腕の中で震えている。
「晴子大丈夫?!」
「口之津先生が・・・助けてくれなかったら・・・私・・・」
有馬は瑞穂をぎゅっと抱きしめた。
(こんなときに・・・ウチは何考えてんだっ・・・!)
また口之津が瑞穂を助けたのはただの偶然。
偶然が重なっただけ。
それなのに、どうしても引っかかってしまう。
(晴子のことは好き・・・だけど・・・っ)
口之津と瑞穂は仲がいい――
それは有馬が口之津と付き合う前からだった。
――晴子の秘密って・・・ねえ、違うよね・・・?
口之津がどれだけ自分を好きかなんてわかってる。
だけどそれでも口之津と瑞穂の関係が特別なもののような気がしてたまらないのだ。
「ハァッ・・・ハァッ・・・」
口之津が駆けつけたころには当然だが、誰もいなかった。
道中も怪しい人物はいなかったか確認したがわからない。もしかしたら別の道から逃げたかもしれない――。
「クソッ!!」
口之津は力いっぱい壁を叩いた。
当然、この事件は職員室でも伝えられ、ことの発端と思われる噂まで他の教師に伝わる。
瑞穂が恐れていることが起こってしまった。
『有明先生と2年の瑞穂さんが付き合っている』――?
今まで大人たちから軽く流されていた噂は嫌でも深刻なものとして教師達にも広まってしまったのだ。
ぜってー捕まえる!!」
ブチ切れた口之津は走り出す。
「めがけてって・・・嘘だろ?!」
布津は驚き上を見上げる。
しかしすでにそこには開いた窓があるだけで、すでに生徒はいなかった。
ザワザワと生徒が集まる中、瑞穂は相変わらず真っ青な顔をして有馬の腕の中で震えている。
「晴子大丈夫?!」
「口之津先生が・・・助けてくれなかったら・・・私・・・」
有馬は瑞穂をぎゅっと抱きしめた。
(こんなときに・・・ウチは何考えてんだっ・・・!)
また口之津が瑞穂を助けたのはただの偶然。
偶然が重なっただけ。
それなのに、どうしても引っかかってしまう。
(晴子のことは好き・・・だけど・・・っ)
口之津と瑞穂は仲がいい――
それは有馬が口之津と付き合う前からだった。
――晴子の秘密って・・・ねえ、違うよね・・・?
口之津がどれだけ自分を好きかなんてわかってる。
だけどそれでも口之津と瑞穂の関係が特別なもののような気がしてたまらないのだ。
「ハァッ・・・ハァッ・・・」
口之津が駆けつけたころには当然だが、誰もいなかった。
道中も怪しい人物はいなかったか確認したがわからない。もしかしたら別の道から逃げたかもしれない――。
「クソッ!!」
口之津は力いっぱい壁を叩いた。
当然、この事件は職員室でも伝えられ、ことの発端と思われる噂まで他の教師に伝わる。
瑞穂が恐れていることが起こってしまった。
『有明先生と2年の瑞穂さんが付き合っている』――?
今まで大人たちから軽く流されていた噂は嫌でも深刻なものとして教師達にも広まってしまったのだ。
