「え・・・どうして・・・」
「アンタの様子が変だったから・・・深江も心配してたし、後を追っかけてたの。
そしたら小浜とここに入っていくから・・・」
瑞穂はハッとする。
もしかしたら声が漏れて話が聞こえていたかもしれない――。
「扉が二重になってるし全然聞こえないからここで終わるまで待ってたんだけど・・・何があったの?
あの女、出てきてウチを見るなりムカツク顔で笑いやがって・・・アンタはいつまでも出てこないし・・・
・・・そうやって泣いてるし・・・・・・」
「・・・・・・」
聞こえていなかったことにホッとした瑞穂はまた罪悪感に駆られた。
――『嫌な女』
小浜は自分をそう言った。
心配する友人に全てを隠して、本当に性格が悪い。
有明先生に対する隠し事は有明先生のため。
有馬さんや結ちゃんにする隠し事は有明先生と、自分のため――。
「ウチがあの女と何かあるのはわかるけど、どうして晴子なの?!
あの女と今の噂と、何か関係があるの?!
ウチは何があってもアンタを守るよ。
だから・・・だから隠さないでよ晴子!」
「・・・・・・ッ」
出し切ったはずの涙がまたあふれた。
泣きすぎて目が痛い。
こんなに自分を思ってくれているのに、私は私のことしか考えてない。
――ねえ、有馬さん。
全てを話しても友達でいてくれる?
誰にも言わないで秘密にしていてくれる?
信じてもいい?
ねえ、どうするのが一番正しい?
――わからないよ・・・。
「アンタの様子が変だったから・・・深江も心配してたし、後を追っかけてたの。
そしたら小浜とここに入っていくから・・・」
瑞穂はハッとする。
もしかしたら声が漏れて話が聞こえていたかもしれない――。
「扉が二重になってるし全然聞こえないからここで終わるまで待ってたんだけど・・・何があったの?
あの女、出てきてウチを見るなりムカツク顔で笑いやがって・・・アンタはいつまでも出てこないし・・・
・・・そうやって泣いてるし・・・・・・」
「・・・・・・」
聞こえていなかったことにホッとした瑞穂はまた罪悪感に駆られた。
――『嫌な女』
小浜は自分をそう言った。
心配する友人に全てを隠して、本当に性格が悪い。
有明先生に対する隠し事は有明先生のため。
有馬さんや結ちゃんにする隠し事は有明先生と、自分のため――。
「ウチがあの女と何かあるのはわかるけど、どうして晴子なの?!
あの女と今の噂と、何か関係があるの?!
ウチは何があってもアンタを守るよ。
だから・・・だから隠さないでよ晴子!」
「・・・・・・ッ」
出し切ったはずの涙がまたあふれた。
泣きすぎて目が痛い。
こんなに自分を思ってくれているのに、私は私のことしか考えてない。
――ねえ、有馬さん。
全てを話しても友達でいてくれる?
誰にも言わないで秘密にしていてくれる?
信じてもいい?
ねえ、どうするのが一番正しい?
――わからないよ・・・。
