小浜の横を通り抜け、荷物を車に乗せる。
「何度もごめんなさい・・・。この間のことでお話がしたくて」
「申し訳ないですがもうお話することはありません。
疑われるのでしたらそれでも」
「いいえ!そうじゃなくて・・・」
荷物を積み終わりドアを閉めて小浜を見ると、いつもと変わらない顔でにっこりと笑っていた。
「この間は私も驚いちゃって・・・有明先生を責めるようなことを言っちゃってごめんなさい」
「・・・いいえ」
「こんなに驚いたのも私、有明先生のことが好きだからなんです・・・。
だから私、もう思い込みで変なことを言ったりこのことを周囲に言いふらしたりなんて、しません」
「・・・・・・」
小浜の突然の態度の変化に戸惑う。
「だから私・・・有明先生が誰を好きでも構いません。
私は影ながら応援していますね」
「・・・・・・そう、ですか・・・」
あっけに取られていると小浜は「それではお疲れ様でした」と言ってすんなり去ってしまった。
有明はその場に立ち尽くす。
(終わった・・・のか・・・?)
まだ警戒しておいた方がいいのだろうが、小浜の考えが読めないので手の打ちようがない。
「うーーん・・・」
有明は髪を掻きあげて薄暗くなった空を見上げた。
「何度もごめんなさい・・・。この間のことでお話がしたくて」
「申し訳ないですがもうお話することはありません。
疑われるのでしたらそれでも」
「いいえ!そうじゃなくて・・・」
荷物を積み終わりドアを閉めて小浜を見ると、いつもと変わらない顔でにっこりと笑っていた。
「この間は私も驚いちゃって・・・有明先生を責めるようなことを言っちゃってごめんなさい」
「・・・いいえ」
「こんなに驚いたのも私、有明先生のことが好きだからなんです・・・。
だから私、もう思い込みで変なことを言ったりこのことを周囲に言いふらしたりなんて、しません」
「・・・・・・」
小浜の突然の態度の変化に戸惑う。
「だから私・・・有明先生が誰を好きでも構いません。
私は影ながら応援していますね」
「・・・・・・そう、ですか・・・」
あっけに取られていると小浜は「それではお疲れ様でした」と言ってすんなり去ってしまった。
有明はその場に立ち尽くす。
(終わった・・・のか・・・?)
まだ警戒しておいた方がいいのだろうが、小浜の考えが読めないので手の打ちようがない。
「うーーん・・・」
有明は髪を掻きあげて薄暗くなった空を見上げた。
