戸惑った気持ちのままの深江を乗せて電車は走る。
隣には幼馴染の亮。
懐かしい亮の匂い。
「背、伸びたね」
「ん。結は小さいまんまだな」
「女の子はいいの!」
「相変わらずブリッコのまんまか?」
「ブリッコじゃないもん」
「うん、俺に対してはいつもブリッコしなかったもんな」
嬉しそうに笑う顔が大人っぽくなった。
それでもあの頃のままだ。
――話したいことがある。
『好きだ』と言ってくれたのに、きちんと自分の気持ちを伝えないまま離れてしまった過去。
『さようなら』すら言えないまま終わってしまった。
あんなに仲がよかったのに。
「結、さっきの人のこと好きなの?」
「え・・・・・・」
言葉を詰まらせる深江に慌てて言葉を付け足す。
「いや!未練があるとかじゃなくてさ。
普通に気になるんだよ。
彼氏だと思ったときはちょっと残念だと思ったし・・・ってアレ?これ未練かな」
「ふふ・・・そんなんじゃないよ」
「そ・・・そっか」
亮は頬を染めてボリボリと頭を掻いた。
告白してきた時もこういう顔をしていた。
それすら懐かしい。
「そういう亮は彼女いないの?」
「んー、今はね」
「できたことあるんだ」
「あっ・・・妬く?」
「・・・・・・あんまりいい気しないね。なんでだろ」
「それだよそれ!俺もそういう気持ち」
「なるほど」
二人でクスクスと笑う電車内。
――終わりじゃなかった。
本当にこれで終わりじゃなかったよ、晴ちゃん。
隣には幼馴染の亮。
懐かしい亮の匂い。
「背、伸びたね」
「ん。結は小さいまんまだな」
「女の子はいいの!」
「相変わらずブリッコのまんまか?」
「ブリッコじゃないもん」
「うん、俺に対してはいつもブリッコしなかったもんな」
嬉しそうに笑う顔が大人っぽくなった。
それでもあの頃のままだ。
――話したいことがある。
『好きだ』と言ってくれたのに、きちんと自分の気持ちを伝えないまま離れてしまった過去。
『さようなら』すら言えないまま終わってしまった。
あんなに仲がよかったのに。
「結、さっきの人のこと好きなの?」
「え・・・・・・」
言葉を詰まらせる深江に慌てて言葉を付け足す。
「いや!未練があるとかじゃなくてさ。
普通に気になるんだよ。
彼氏だと思ったときはちょっと残念だと思ったし・・・ってアレ?これ未練かな」
「ふふ・・・そんなんじゃないよ」
「そ・・・そっか」
亮は頬を染めてボリボリと頭を掻いた。
告白してきた時もこういう顔をしていた。
それすら懐かしい。
「そういう亮は彼女いないの?」
「んー、今はね」
「できたことあるんだ」
「あっ・・・妬く?」
「・・・・・・あんまりいい気しないね。なんでだろ」
「それだよそれ!俺もそういう気持ち」
「なるほど」
二人でクスクスと笑う電車内。
――終わりじゃなかった。
本当にこれで終わりじゃなかったよ、晴ちゃん。
