使い捨て親友童話


さて、あなたがもう一言文句を口にしようとした時です。



「仕方ねえな、じゃあ花火大会ん時に四百円のアイス乗せ食わせてやるよ」


真っ赤な顔をしたトクト王子と目が合いました。



「――……、え?」