そして、既にお気づきの通り若干イラっとする語り部のようです。

セオリーなら語り部は柔らかく穏やかな口調なのに、現代版なのでブラックユーモアなアレンジをきかせ、シニカルにページをめくりましょう。

上からの物言いにムッとしながら読んではなりません、これはユニークな愛の表現なのですからジョークです。

分かりやすく言うと、新妻が作った料理を口にした姑が、「新しい味だわ〜!」と感動する穏やかな日常の風景を真似てみているのです。

不細工な子に「肌がきれい〜!」「笑顔がかわいー!」と褒めるコミュニケーション能力が高い立派な女子高生のようなものです。

つまり語り部はうざいということのようですが、まあ流しましょう。