「おはよう。憂ちゃん!」 竜介くんだ…いまはあんまり顔みなくないな…。 「おはよう、竜介くん。」 私は精一杯の笑顔で返してから急いで自分の席についた。 「さすがに机はやってないね。」 多分机をやると同じクラスだからバレてしまうと思ってやらなかったのだろう。 「どう?借りれた?」 藍が話しかけてきた。 「うん。もちろん。」