前には5人。 後ろにはわたし達。 こうやって帰れてる事が奇跡みたい... ふと、雄樹せんぱいが わたしたちの方を向いた。 「篠田ってさー兄妹とか居る?」 「あっと....弟がいます」 空気を読んでくれた宙は、 静かにキャプテン達の方に向かって行ってしまった。 「まじ。いいなー 弟!」 「せんぱいは?」 「姉貴・兄貴が居るんだけど 一番下だからさ。」 今、わたし達は 2人っきりみたいな状況。 夢を見てるみたい。