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「ちょっとぉぉ!
紗月!ボーッとしないでくださいっ!」








宙の叫ぶ声で、意識を戻した。
あっ....今、
思いだしてた。

懐かしいな。










「もぉ!いっつもそうだよ。
ほら、外に突っ立って無いで手伝いなさいっ」







宙は苦笑しながら、作業を始めた。
マネは、雑用も多いし
ちょっぴり大変。
新1年生は、なかなか
動かないし。










「これ、やっぱ明日やろっか」




宙は笑いながら、山積みになったボールカゴを
指差した。