「はあ...」 「それ何度めの溜息? いいじゃん、気にする事ないよ。 ただの嫉妬でしょー?」 嫉妬。 そういわれると、そうなんだけど... 怒っちゃった手前、やっぱり 気まずいじゃん... 宙は、ロビーのソファに腰掛け オレンジジュースを1口飲む。 となりで、わたしは ココアを持っている。 「雄樹くん、さくらせんぱいが 好きなのかな~」 「でしょ?そうなるじゃん....」 恋する乙女は複雑だねぇ~ と宙は呟いてもう1度ジュースを飲んだ。