―ガチャン―

私は新居のドアを開けた。

「じゃぁ、花恋は着替えて俺らん家こいよ!」

隣の部屋のドアから聞こえてきた楓の声。

「うん!分かったー」

そう言って、私は新居へと入った。

―ピンポーン―

そして、すぐ家のインターホンが鳴った。

―カチャッ―

「はい?って楓!?どうしたの??」

ドアを開けると、そこには楓がちょこっと笑っていた。

「こっ、これ・・・・・」

そんな、楓の手には大きなダンボールが。

「なに?これ・・・・・?」

そうすると、楓は顔を真っ赤にしてダンボールを私に手渡した。

「みっ、見る気はなかったんだけど・・・・その・・・・・間違って開けちゃって・・・・あのっ・・・・そんな、体ちっちゃいのに、以外にデカイなと・・・・・」

「へ・・・・?」

楓の言ってる意味が分からず、首を傾げてしまう。

「ま、まぁ、開けてみればわかるから!じゃぁ、待ってる!!!」

そう言って、楓は帰って行った。

なんだろう・・・・・?デカイって・・・・なにがだろう?

そう思いながらダンボールを開けてわかった。