それにしても体育館裏とは……またベタだね。 ついたときに見えたのは、まるでこの世の終わりみたいな態勢で座っている、メガネ少年だった。 「あの……」 その人はあたしの声を聞いた瞬間、一気に頭を上げた。 そして驚いた顔をした。