無関心女の頭上に星は輝く




「は?」


またわけの分からんことを言いだす。



「先輩は普通の人なんだなって思えて、なんか、いいです。そういうの」



そういうのがどういうのかはわからない。



けれど、あたしにはとても嬉しい言葉だった。



「あ、でも、俺とか、兄ちゃんとか、ありさちゃんの前だけにしといてくださいね。そういうの」



だから、そういうのがどういうのかはわからないんだってば!




でも、





「……言われなくても」




ついつい、そう答えた。