無関心女の頭上に星は輝く




「……見たこと」

「あるの?」

「ない」

「ですよね……」


ありさがため息を吐いたのがわかった。


でも見たことが無いもんは無い。


たとえ見たことがあっても、きっと覚えていないだろう。



人間にあまり興味が無いから。