☆初恋☆



考えるといつも、昨日の出来事を思い出してしまうから。

頭でも体でも、まだ覚えてる。

一生忘れることのできない出来事だと思う。

って、考えないようにしてるのに…考えてるじゃん。

「忘れたいな…」

はぁ、とため息をついたすぐ後、涼ちゃんが入ってきた。

「ため息つくなって。幸せが逃げるんだぞ」

「しょうがないじゃん。ってかそれどっかで聞いたことある台詞」

「俺、何気にこの言葉好き。ため息つきそうなときは、いつも思い出してつかないようにしてる。だから水原も、あんまりため息つくなよ??」

幸せが逃げる…か。

「うん。頑張ってみる」

「おぉ」

それから私と涼ちゃんは、中学校の思い出話をすることにした。

「宏太とか裕太とか元気にしてたか?」

「めっちゃ元気だったよぉ!」

「じゃあ、渉とか圭人は??」

「あー、渉はちょっとぐれちゃってて、圭人は女子にモテてたかな」