☆初恋☆



「でもっ!俺が泣かせたのは、事実だからな」

そう言って、ぎゅっと私を抱きしめた。

これが涼ちゃんだったらって、何度も考えてしまった。

有馬くん、ごめんね。

でも、すごく嬉しかった。


しばらくして、私は落ち着きを取り戻した。

「大丈夫か??」

「う、うん。ありがと」

「おぅ」

有馬くんは、ずっと私の隣で涼ちゃんを待ってくれた。

有馬くんの優しさが、心に染みた。

「そういえば、水原って涼介の幼なじみなんだろ?」

「う、うん」

「涼介って、昔どんな感じだったの?」

涼ちゃんの昔かぁ…。

「可愛かったかな。私より小さくて、いっつも元気だった」

「へぇ、可愛いねぇ。今は可愛いっていうか、チャラいもんな」

「うん。最初は、中原だって気づかなかったもん」

あまりにもかっこよくなりすぎてて、正直驚いた。