そんな『みんなの神様』的存在の緑と親友だなんて、とても恐れ多い…。
まぁ、親友になってから改めて考えたことだから、そんなこと気にする前に親友だったし。
今さら、どうでもいい話なんだけどね。
「緑!おはよ」
なんか、緑の声聞くと安心する。
「今日は中原くんと登校??なんで??ねぇなんで??」
来て早々質問攻め…。
なんて忙しい人…。
「中原は、私の幼なじみなんだ。それで昨日、中原の家に泊まったの」
緑を心配させたくなくて、1番大事なことを心の中にしまった。
「へぇ、そうなんだぁ。萌に彼氏ができたかと思ったんだけど、違ったかぁ。なんか残念!」
残念って…。
「緑、私で遊ばないでよぉ」
「あぁーゴメンね?」
まったく緑は。
いっつもそうなんだから。
まぁ、もう慣れたけどね。
「はいはい。もういいよ」
「やった。今日は簡単に許してくれたね」
「いつも簡単に許してるけど?」
「あれ?そうだっけ??笑」

