知らないって、幸せだな。
オレはそんなお前らが大嫌いだよ。
でも、
“イメージ違う”
とか
“幻滅した”
とか
言われるのはめんどくさいから、
イメージ、合わせてやるよ。
と、ナイスタイミングでその女の手から、プリントが飛んだ。
オレはすかさずそれを取って
「はい、これ…君のだよね?もう飛ばさないように…気をつけてね?」
にっこりと笑って手渡した。
女はぽけーーっとアホ面をしていたけど
「は、はいっ!!」
と声を裏返して返事をした
オレがその場を去ると、女たちはキャーキャー叫んでいたよう
高校を出たオレにも聞こえる。
