「ご、ごめんなさいっ」
そう私が言うと・・・。

「ふっ。色気のねぇ転び方。」

びっくりして顔を上げると知らない男の人が立っていた。
同じくらいの年に見えるが顔つきは大人っぽく、例えて言うならおとぎの国の王子さまみたい!!

って!!そんなこと言ってる場合じゃない!!
目の前の男の人に一度頭を下げて、急いで教室へ向かった。


よかった。まだ先生は来てないみたい。