奈津子は笑っていました。 「中学の時…… 透流、すごく暗くなって…」 でも目には 涙の膜がありました。 「すごい…心配だったのに…… 家にいないし…///」 「ああ、うん。俺今 あのビル見たいのに住んでる。」 「えっ…あっそ、そうなの……」 「…?!」 2年前よりも大人っぽいからか 奈津子がいつもと 違って見えました。