Magic Rose-紅い薔薇の少女-



私は、何か違和感を感じた。
そう、何か違和感を。

「ねぇ、シルバー。
私に何か隠し事してるんじゃない?」

私の問いに、シルバーは笑った。

「フッ、なんだそれは」

なんで笑うの。

そう思った私は近くにあった小枝をシルバーに向かって投げた。

見事命中。
痛そうではないけど、不意打ちに少々吃驚しているよう。
ふん……ざまぁみろ、よ!

「いつも皆そうやってはぐらかすんだわ!
そんなに私、信用ないの!?」

そう言って私はその場から離れた。

悔しかった。私だけ知らない事が……
猫であるシャルディでさえ知っている何か
何故私だけ、知らないの……。

走り去ってしまった私はシルバーのその後の呟きを聞いていなかった。

「違う、そんじゃないんだ」

……と。