「私には名前がある!!長谷川 潤!!お喋りさんじゃない!!わかった?」 「はぁ…わかったから手、話せよ。彼氏、待ってんじゃねぇの?」 ドキッ な、なにこの先生。 敬語使ったりタメ語だったり… 「あ…はい。戻ります」 「うん、早く帰りなさい。さようなら」 「さよーなら…」 先生はまた方向転換し歩いて行った。 何…あの桐原先生って。 意味分かんない。 なのに…ドキドキいってる。 久しぶりに声あげたからかな? そうだよ、絶対そう。 桐原先生…むかつく。