「由梨ぃぃぃーっ!!!」


私は由梨に抱きついた。


「よしよし。」


「うわぁぁぁーん!!!」


「明美、一人で頑張らなくて
ええんやで?
私は頼ったらええんやで。」


そう言ってやさしく明美の頭を撫でる由梨。


「うん、うん・・・」


そう言って頷く黒(明美)。


溜めてたもの、抑えてた声を
一気に吐き出し泣いた。