「梨乃がウチに来る前から、俺は梨乃が気になってた」 高崎くんが名前を呼ぶ度にドキンドキンって激しくなる鼓動。 男子に名前を呼ばれたのは初めてだから、よけいにドキドキしてくる。 「だから、梨乃をウチで見たときは驚いた。……けど、本当は嬉しいって思ったんだ」 フッと微笑みを浮かべた高崎くんは、私の髪を手に取った。 「そんな風に、赤くなってる梨乃を、誰にも見せたくない」 そして……。 この前みたいに、ちゅっと音をたてながら、高崎くんの唇が私の頬に触れた。