「アイツが急に来てびっくりしただろ?」 「う、うん。でも、大丈夫。ちゃんと部屋にいたから」 気を紛らわそうと、勉強しようと思ってるときに、帰ったからよかった。 …え。 た、高崎くん? 急に感じた頭の重みに上に向くと、何度も何度も頭を撫でる、高崎くんの顔が見えた。 「あ、あの高崎くん?」 突然そんな行動を取った高崎くんを不思議そうに見る。 「上村、俺が言ったこと守ってくれてありがとな」