キミに捧げる初雪

病室から景色が一転した。





オレは車の運転をしていた。



運転なんてしたことがあるわけないのに、この感覚を知っているような気がした。



「レン、今日は仕事大丈夫なの?」



助手席のナガセユキコが、オレの方に顔を向けるのが視界の端に見えた。



ルームミラーに映るオレは、この前ナガセユキコがイメージしていた『レン』とは違うように見えた。