キミに捧げる初雪

EC−P31番は、少し驚いた顔をしただけで、あっさりと許可してくれた。





ナガセユキコに触れて、何かを感じたこと。



一緒にいたら、その何かがわかるんじゃないか。



そのために、仕事を休みたいと言ってみた。



当然、却下されると思っていたので、結果に拍子抜けした。




「おまえも戻るべき場所に戻る時が来たのかねえ」



EC−P31番は、優しく、でも悲しそうに微笑んだ。



オレには、意味がわからなかった…