キミに捧げる初雪

「え?」



オレの言葉にナガセユキコは、驚いて立ち上がった。



ナガセユキコの膝の上にいた黒猫が、にゃあ!と抗議の声を上げ、床へ着地した。



「あ!ごめん!クロ!!」



ナガセユキコは、またベッドへ腰を下ろす。



黒猫が、すぐに膝の上に飛び上がった。