キミに捧げる初雪

「大丈夫…?」





ナガセユキコの声で我に返る。





気がつくと、オレは頭を抱えて座り込んでいた。





「ねえ、大丈夫?」



ナガセユキコが、オレの顔を覗き込んだ。