キミに捧げる初雪

「ねえったら」



ナガセユキコが、足を1歩大きく前へ出した。



ナガセユキコの顔が、目の前にあった。



瞳がぶつかった。



突然。



ナガセユキコが、顔を真っ赤にし、目をそらした。