キミに捧げる初雪

2人が消えた後も、甘い香りがほのかに残っていた。





雪は、しんしんと降り続いていた。





そして、再び巡り会えたことを祝うかのように。




雪たちはキラキラと瞬いていた。





花びらのように。





静かに。





ゆっくりと舞い続けていた。





〜終わり〜