キミに捧げる初雪

「さあ、スーパーに戻ろうか」



「うん!」



男の子は、ユキを両手でしっかり抱きしめる。



「でも、スーパーには猫つれて入れないから、入り口で待っててね」



「うん。大丈夫だよ」



2人の姿が小さくなり、やがて見えなくなった。