キミに捧げる初雪

雪子じゃない!



思わず後ろに飛び退いた。



冷たい目で雪子が見ている。



雪子に似た、それはふっと醜い笑みを浮かべた。


そして低い声で笑いながらこう言った。



「お前の望みは何だ?」