キミに捧げる初雪

あまーい。



幸せな味が口の中に広がる。



甘いね、甘くて美味しいね。



もうひとつ欲しくて、雪子の膝に足をかけておねだりする。





ぽつん…





ボクの耳に、雨粒が落ちた。