キミに捧げる初雪

「あっちに行って!!」



陽ちゃんが、泣きながら呆然と立ち尽くす。



「あなた何をしたの?!」



看護婦が、陽ちゃんを責め立てる。



陽ちゃんは、ただ首を振っていた。



その後のことは、記憶にない。





それから…





陽ちゃんは、お見舞いに来なくなった。