なのに、カゴの中には人参と玉ねぎ、ヨーグルトの3つしか入ってない
無計画にもほどがあるな…
なんて呆れてると、不意に肩を数回叩かれて振り向くとそこには彼がいた
「あ、黒崎くん」
「あぁ、久しぶり、買い物?」
私のカゴの中を覗き、そう言う
「う、うん…」
胸がドキドキしてきて、必死に冷静を保つ
彼ときちんと会うのは金曜日の朝以来で、なんだか長い間会ってないような気分だ
しかも私服だし…
なんかいつもと違うみたいで…余計にドキドキしちゃう
「今日の夕食?」
「うん、あ…両親が旅行に行っちゃからさ」
「そっか」
「黒崎くんは、どうしたの?」
何か買い物かな?
「いや、ただ買い物の帰りに外からゆやの後ろ姿が一瞬見えたから来てみただけ」
私の後ろ姿を?
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