うそ…な、なんで…
モヤモヤとした感情が身体を襲って、私はつい彼を見つめてしまう
「……」
そんな私を、彼は黙って見てから"悪い"と一言だけ囁いて…クルリと身体を出口に向ける
あ…っ…
その背中がまた離れていく…そう思ったらいてもたってもいられなくて…
「黒崎くん!まっ…て!」
名前を呼ぶと、黒崎くんが立ち止まる
「あの…わたし」
「………」
「…っ」
ダメだ…何を言ったらいいのか分からない
と、ゆーか…なん…か
「ゆや?」
「あ、ごめん…」
頭がまたクラクラして…黒崎くんに対する言葉が出て来ない…
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