「………っ」
唇が離れると、私は思わず身体が動かなくて
それを黙ったまま、再び私の手を引きあるいていく
キスされてしまった
わたし…黒崎奏汰に…キス…された
された…された…キス
「………っ」
わたしの、馬鹿!私には秋がいるのに…
そう思わずにはいられなくて、顔を歪めるといきなり"資料室"とかかれた部屋に押し込まれる
「………」
どうしよう、本気で逃げなくちゃ…
急いでドアを開けようと手を伸ばすもの、それを阻止する腕が私を床に押し倒す
「…!」
ひんやりと冷たい床がリアルに伝わってくる
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