「凄いね、こんなの当てるなんて!」



「運だけは、いいみたいだな」


「あはは」



そう笑い、本を戻して行く


「どうする?」


「もちろん、行こう!」


「そっか」


勢いよく返事をすると嬉しそうに笑う秋



「少し遠出するの、ひさしぶりだな」


「うん!」



秋に笑いかえして私は秋の隣りの壁に寄りかかると、ふと窓から…黒崎くんの見える




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