「なぁ、奏汰…」


「………」


「素直になれよ、気持ちに。後悔するぞ…」





秋はそう言い、奏汰に背中を向けて歩いて行く





そんな背中をみながら…



奏汰の胸はざわついていた











初めて感じるざわめき




ゆやを抱かないと決めた時に確信していた気持ちが彼のこころを埋めつくす












「…………ゆや」





そう小さく囁く台詞は闇に消えていった…
































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