「美味しいでしょ…?」 「…旨いけど…甘い…」 そう顔を歪ませる秋を見ていて…私は思った… 黒崎くんのことは、忘れよう… それで、また前と同じように秋だけを見つめて行こう そうすれば、好きだって言う感情はなくなる… 忘れて、どうでもよくなれば…それでいい 私を真っ直ぐに思ってくれる秋がいれば…もう…それでいい… 「…ゆや?」 「ごめんっ」 ポロと流れた涙は、彼を思っての涙… この涙は、これで最後だ―… .