張り裂けそうな胸を自分の手で必死に押さえる だけど、ドクン、ドクンと嫌音ばかりが身体中を駆け巡る… 痛い―…凄く痛いよ―… こんな思いをするなら、最初から黒崎くんと関係なんて持たなければ良かった―… 持たなければ…こんなに痛い気持ちになんて―…っ! ならなかったんだ――… 怖いよ…恐い… "もう、お前はいらない" そう、彼の口から言われるのがなにより恐い…… そして、そのまま… 私はその場所を長い時間 動く事が出来なかった…… .