「実は三樹ってば、昨日の夜なんですけど黒崎くんとしちゃったみたいなんです」
「………え?」
き……のう?
「はい!ずっと、好きって告白してて振られっぱなしだったんですけど…昨日の夜に呼び出されて、そのまま流れに任されて…って感じで」
「………」
「も、もういいからーっ!」
顔を真っ赤にして、止める三樹さん
「だけど、今日の朝に黒崎くんとゆやさんが仲良さそうに歩いてたんで、三樹ってば誤解しちゃって!」
「ただでさえ、最近校内でも良く話してるの見かけるんで黒崎くんがゆやさんの事好きでアタックしてるんだけど吉田くんって言う彼氏がいるから、変わりに三樹を抱いたのかな~って不安に思っちゃったらしくて」
「…………」
「でも、吉田くんと付き合ってるなら、それはないか…」
彼女がそう言うと、三樹さんは私を見つめる
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