本の中身は和食、洋食、中華などのジャンルに分かれていて私の興味は和食に集中
正直、料理ならなんでもある程度なら出来る自信はあるのだけど…
和食の煮物だけは苦手分野
「ぶり大根か…」
そう言えば、前に挑戦した時は、甘すぎて大失敗したな…
お母さんやお父さんは美味しいと言ってくれたのだけど、私はあんまり満足しなかった
この本借りようかな…あ、でも…持って帰るのめんどくさいしな
荷物にもなるし…
そう、悩んでいると…
「あのっ」
「…?」
呼ばれる声にその主を見ると、さっき図書室に入って来た女の子が控えめに私を見つめる
.


