焦ってるか… たぶん、私と黒崎くんの事だって…それはなんとなくわかる 「………」 どうしよう… なんて思っていると、後ろから名前を呼ばれ振り向くと黒崎くんがいた 「はよ、昨日はありがとな」 「あ、おはよ」 慌てて携帯電話をしまい止めていた足を動かすと一歩下がった位置で彼がついて来る 「電話…秋からか?」 「?」 「随分、楽しそうな顔で話してたな」 「え、そ、そう?」 それって、ずっと見てたの? うわっ…なんか恥ずかしい…! .