「ちょっ」
反射的に勢いよく立ち上がり黒崎くんから名一杯離れて噛まれた耳たぶを押さえると、ニヤリと怪しく笑う
この人、仮にも私は秋の彼女なのに、なにをするんだ
幼なじみの彼女に平気でこんな事をする彼が信じられない
「なにその反応、こんなの秋と沢山してるくせに」
「…っ!」
た、確かに…
付き合ってもう結構たつし…それなりの事はしたけど
「黒崎くんに関係ないでしょ!それ以上私に近付いたら秋に言うから!」
ふふん、こう言ったら黒崎くんだって謝るはず!そう思って少し強気になった私はバカだった
「言いたければ言えば?でも…言ったら、これ返してやらないけど」
そう黒崎くんが、手を開きそこには一つのピアスがあった
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