「けんちゃんへ

けんちゃんがこの手紙を読んでるってことは、私はもういないんだね…

けんちゃん、昔は情けなかったよね〜(笑)
いっつも私と遊んでて
でもいつの間にか男らしくなってた

あっそうそう、家引っ越したとき、一緒に寝てくれてありがとうね
ホントは寂しかっただけなんだ…(笑)

けんちゃん覚えてるかなぁ

受験勉強してるときにした恋人がいるとかいないとかした話

あの時ね、けんちゃんに彼女がいないって知ってすごく嬉しかったんだ〜
だって私、けんちゃんの事大好きだったんだもん(笑)


なんか書きたい事が多すぎて何書いたらいいかわかんないや…
私、けんちゃんにとって良いお姉ちゃんでいられたのかなぁ

ねぇけんちゃん、どうだった…?

やっぱりダメな姉だったかなぁ…


でも私はけんちゃんのお姉ちゃんで幸せだったよ

けんちゃんが弟でホントに良かった



生まれ変われるなら今度はけんちゃんの恋人になりたいな〜


それが私の今の夢じゃなくて、目標だよ



ホントにたくさんの思い出をありがとう




私がいなくなっても笑顔で笑っていてね




大好きだったよ、けんちゃん



バイバイ



さくらより 」