小さな頃、ボクは恥ずかしがりやで大人しく小学校に入った当初もクラスに馴染めず、一人だった

対照的に姉は明るく、活発的な元気娘
友達もたくさんいた

姉はボクが生まれた時から、まだ3歳という子供ながら「自分はお姉ちゃんになったんだぁ」と喜び、なにかとボクに世話を焼いていたらしい

だからこの頃も一人で寂しそうに遊んでいるボクをほっとけず、手を引っ張って一緒に遊びに連れていっていた

もちろん友達は女の子であるため、やることといえば「おままごと」や「お人形さん遊び」

でも一人で遊ぶよりか楽しいからいつも金魚のフンみたいに姉にくっついていた
そんな姿に父さんは「男らしく野球やサッカーでもしてほしい」と心配していたが、母さんは「さっちゃん(姉)と一緒なら安心できる」と仲が良い事を喜んでいた

そんなある日…