母さんは涙を流し、父さんは頭を抱えていた


俺は…ただ呆然としていた

信じたくなかった




しばらくして

姉ちゃんに、どう言うか話しあい、しばらく黙っておく事になった



病室にもどると姉ちゃんは起きていた


「また倒れちゃった(笑)心配かけてごめんね」


俺達は必死で笑顔を作った

俺は

「働きすぎなんだよっ!」

そう言うのが精一杯だった


親も必死に普通の会話をして帰ろうとした

その時


「けんちゃん、ちょっといい…?」


親を外に出し二人になった


「変だよ…」


「何がだよ?」


「父さんも母さんも、けんちゃんも…ホントの事言って…」


グサッときた

「ホントの事ってなんだよ…?」


姉ちゃんは悲しそうな目で、じっとこっちを見てる


ダメだ…俺には隠せない…

しばらく沈黙が続いた