「今日は大収穫だ。ルーホ」
「…はい」
「さぁ、この子の中の物を出して、蝋人形にしよう。お前みたいにね」



空っぽのお腹の中に、主人は沢山の溶けた蝋を流し込んで形が決まらないうちに服を着せクリスの隣へと座らせられた。

あぁ、お祖母ちゃん、ごめんなさい。
ここには吸血鬼よりも、フランケンシュタインよりも怖いものが居ました。
お祖母ちゃん…どうか、私を探してこの屋敷には来ないで…。